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フィンランド外相、中ロ関係を理由にEU中国間の自由貿易協定交渉に慎重姿勢を表明

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フィンランドのエリナ・ヴァルトネン外相は、中国とロシアの密接な関係が、EU(欧州連合)と中国の間で検討されている自由貿易協定交渉において重大な障害となるべきだとの見解を示しました。ヘルシンキでの取材に応じたもので、中国がEUとの関係改善を模索する動きに対し、慎重な姿勢を明確にしています。

中国はEU指導部との一連の会談において、貿易協定や投資協定の締結に向けた可能性を打診してきました。ドイツのフリードリヒ・メルツ首相も先月、将来的に中国との協定締結はあり得るとの見方を示しており、EU内には前向きな声も存在しています。

しかしフィンランドは、ウクライナ情勢をめぐる中国とロシアの連携に強い懸念を抱いています。ヴァルトネン外相は、中国がロシアへの支援姿勢を改めない限り、EU側が大幅な譲歩を行うことは困難であるとの立場を表明しました。

中国はEU市場へのアクセス拡大を追求する一方で、ロシアとの戦略的関係を維持・強化しており、この二つの方針の両立はEUの対中・対ロ政策と相容れないとの指摘があります。今回のフィンランドの発言は、EU加盟国間で対中政策をめぐる温度差が存在することも浮き彫りにしました。

今後、EU内部での議論がどのように進展し、中国との通商交渉にどのような影響を及ぼすのか、引き続き注視が必要です。