元記事公開:
フランス北部パ・ド・カレー県の海岸で、イギリス海峡(英仏海峡)の越境を試みていた移民を乗せた小型ボートが座礁し、2人が死亡、16人が負傷する事故が発生しました。パ・ド・カレー県知事のクリストフ・マルクス氏が報道陣に対して明らかにしました。
事故が起きたのは、ボローニュ・シュル・メール港の南方数キロに位置するハルデロット・ビーチです。82人を乗せた小型ボートは日曜夜に同ビーチから出発したものの、エンジンが故障し漂流を始めた末に浜辺へ乗り上げたとのことです。
負傷者16人のうち3人が重傷を負っており、現地の救急当局が対応にあたっています。
フランス北部の沿岸地域は、イギリスへの越境を目指す移民にとって主要な出発地点となっています。狭いとはいえ潮流の速いイギリス海峡を小型の過密ボートで渡る試みは極めて危険であり、同様の事故はこれまでにも繰り返し発生してきました。
欧州では、移民の安全な移動経路の確保と、密航業者への対策が引き続き大きな課題となっています。フランスとイギリスの両政府は越境抑止に向けた協力を進めていますが、危険な渡航を試みる人々が後を絶たない現状が改めて浮き彫りとなりました。