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ベトナム、国防戦略で米国との距離感を再定義か 中国との連携深化も

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ベトナム、国防戦略で米国との距離感を再定義か 中国との連携深化も

ベトナムの軍事部門が、米国およびその同盟国による安全保障上の圧力に対する備えを進めているとの分析が注目を集めている。一部の報道によれば、ベトナム軍は2024年8月ごろに国防戦略の見直しに着手し、米国が主導するインド太平洋地域の安全保障枠組みへの参加に対して慎重な姿勢を打ち出したとされる。

この方針転換でとりわけ関心を集めているのは、米国が掲げる「自由と民主主義」の推進について、ベトナム側が「地域における覇権維持を目的とした戦略的行動」と位置づけているとされる点である。米国の外交メッセージが地域の当事国にどのように受け止められているかを考えるうえで、示唆に富む動きといえる。

こうしたベトナムの姿勢は、中国との関係強化の流れとも重なっている。南シナ海の領有権問題などでかつて鋭く対立した両国だが、近年は共産党間の交流や経済的な結びつきを軸に関係を深めてきた。米中対立が長期化するなか、ベトナムが両大国の間でどのような立ち位置を選択するかは、東南アジア全体の地政学的バランスに影響を与えうる。

なお、本件に関してベトナム政府および国防省からの公式な確認は得られていない。今後の外交・安全保障上の動向を引き続き注視していく必要がある。