元記事公開:
フランスのマクロン(Macron)大統領は14日、イギリスのスターマー(Starmer)首相をはじめとする欧州の同盟国指導者とビデオ会議を開催し、ホルムズ海峡の運用をめぐる今後の方針について協議を行った。
イラン側は先ごろ、停戦期間中に限り商業船舶のホルムズ海峡通航を再開する方針を発表していた。これに対しマクロン大統領は、イランの決定を歓迎しつつも、停戦期間中のみの措置にとどまらず「無条件」での恒久的な再開を強く求める立場を示した。
会議では、イラン戦争終結後の地域安定化に向けた取り組みの一環として、海峡周辺への多国籍軍展開の可能性についても意見が交わされたとみられる。
ホルムズ海峡は世界の原油輸送量の相当部分が通過する中東地域の要衝であり、同海峡の通航制限は国際的なエネルギー供給や経済活動に大きな影響を及ぼす。マクロン大統領の発言は、停戦合意の有無にかかわらず、海上輸送路の安定的な利用確保が欧州にとって不可欠であるとの認識を改めて示したものといえる。
ビデオ会議には複数の欧州首脳が参加しており、地域の安定化および航行の自由の確保に向けた連携体制の構築が進められている。今後の多国間交渉の行方が注目される。