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マレーシアから日本の動物園に貸与された3頭の象をめぐり、ソーシャルメディア上で返還を求める声が広がっている。
話題となっているのは、ダラ(Dara)、アモイ(Amoi)、ケラット(Kelat)と名付けられた3頭のアジアゾウ。マレーシアからの訪問者がマレー語で名前を呼びかけたところ、象たちが敏感に反応する様子を捉えた動画がSNSに投稿され、急速に拡散した。
動画を視聴したユーザーの間では「象たちが故郷を恋しがっているのではないか」「1頭が涙を流しているように見える」といった声が相次ぎ、マレーシア国内では象の返還を日本側に求める世論が高まりを見せている。
一方、動物行動学の観点からは、名前への反応が必ずしも「ホームシック」を意味するとは限らないとの指摘もある。象は社会性が高く記憶力にも優れた動物として知られており、飼育環境で覚えた音声刺激に反応すること自体は珍しくないとされる。
今回の動画をきっかけに、動物園間の国際的な動物移送のあり方や、移送先での飼育環境が動物の福祉に与える影響について、改めて社会的な関心が高まっている。動物の感情をどのように理解し、福祉基準に反映させていくかという問題は、国境を越えた議論を必要とする課題といえる。