元記事公開:
マレーシア・クランタン州警察は4月23日、シンガポール人男性を標的としたロマンス詐欺グループを摘発し、容疑者58人を逮捕したと発表した。同州警察長官のユソフ・ママト氏が明らかにした。
捜査によれば、同グループはインドネシア人女性になりすました女性メンバーを使い、被害者と感情的な関係を築いたうえで金銭を詐取する手口を用いていたとみられる。活動期間は約1か月間とされるが、短期間で大規模なネットワークを構築していた点が注目される。
ロマンス詐欺は、架空の人物像を装って被害者の信頼を得たのち、送金や個人情報の提供を求める手口であり、国際的に被害が深刻化している。シンガポール人男性が標的となった背景には、同国の経済水準に対する詐欺グループの認識があったとみられている。
クランタン州警察は容疑者の詳細な聴取や資金の流出経路の追跡を進めており、捜査を継続する方針を示した。アジア太平洋地域では同種の詐欺グループの活動が活発化しており、被害防止に向けた国際的な連携強化が課題となっている。