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メトロポリタン美術館、朝鮮時代の掛軸10幅をソウルで修復へ

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ニューヨークのメトロポリタン美術館(The Metropolitan Museum of Art)は、同館が所蔵する朝鮮時代の風景画掛軸について、ソウルでの修復・再構成プロジェクトを進めることを発表しました。

対象となるのは「チルボサン」(七宝山)と総称される19世紀の掛軸10幅です。朝鮮半島の情景を描いた古典的な山水画で、長年の保管により経年劣化が進んでいたとみられます。今回のプロジェクトでは保存処理を施した上で、本来の形式である10パネルの折り畳み式屏風へと修復・再構成される予定です。

修復作業はソウルのリーアム美術館(Leeum Museum of Art)において実施されます。本プロジェクトはメトロポリタン美術館と海外韓国文化遺産財団(Overseas Korean Cultural Heritage Foundation)の協力事業として行われ、両機関の連携としては最新の事例となります。同財団は韓国政府系の機関に属し、国内外の重要な文化財の保護・保存に従事している専門組織です。

欧米の主要美術館がアジア地域の関連機関と連携し、文化遺産の本来の形式への復元と保存に取り組む動きは近年増加しています。メトロポリタン美術館は韓国美術コレクションの拡充と国際的活用に注力しており、本プロジェクトはそうした取り組みの一環に位置づけられます。

古美術の保存と国際的な展示・活用は、各国間の文化理解を深める上で重要な役割を担っています。今後も同様の協力事例が広がっていくことが期待されます。