BREAKING

メルセデス・ベンツ、インド市場にエントリー向けEV「CLA BEV」を投入——今後18〜20ヶ月で新型車を複数追加へ

元記事公開:

メルセデス・ベンツ・インディア(Mercedes-Benz India)は、電動セダン「CLA BEV」をインド市場に投入した。導入価格は55ラックルピー(約960万円相当)からとなっており、同社幹部は今後18〜20ヶ月の間に複数の新型電動車を追加投入し、インドでのEV事業を急速に拡大させる考えを明らかにしている。

今回の投入により、メルセデス・ベンツはインド市場においてエントリーセグメント向けの電動車を初めて提供することになる。これまで同社のEVラインナップは中級以上の価格帯に限られていたとみられ、今回の戦略転換は購入層の裾野を大きく広げる試みといえる。

インドは世界的な自動車市場の重要な成長地域に位置づけられている。経済成長と都市化に伴い自動車需要は増加を続ける一方、電動車の普及率はまだ低く、ガソリン車やディーゼル車が市場の大部分を占めているのが現状である。エントリー層向けのEVを投入する判断は、こうした市場環境を踏まえたものとみられる。

CLA BEVの価格設定は、インド市場におけるEVへの購買意欲を喚起する狙いがあると考えられる。同社はこの新型車に続く複数の製品を順次投入することで、インド市場でのプレゼンスを強化し、EV事業の成長を加速させる戦略を描いているようだ。

グローバルな電動化の潮流のなかで、テスラ(Tesla)や中国系メーカーなど新規参入者もインド市場への展開を進めている。競争が激しさを増すなか、メルセデス・ベンツがインドのEV市場でどこまで存在感を高められるか、今後の動向が注目される。