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ローマ教皇、不法移民の経歴を持つ人物を米国司教に任命

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ローマ教皇は、エルサルバドル出身で米国への不法移民の経歴を持つメンヒバル・アヤラ(Menjivar-Ayala)氏を、米国の司教に任命した。同氏は1990年に米国へ渡ったとされる。

今回の任命は、カトリック教会が移民問題に対して取ってきた姿勢を象徴する人事として受け止められている。メンヒバル・アヤラ新司教は、中南米からの移民や難民の権利擁護に長年携わってきた人物とみられ、その経験と背景が評価されたかたちとなる。

ローマ教皇は近年、世界各地で深刻化する移民・難民問題に繰り返し言及しており、移民コミュニティの声を教会の指導層に反映させる取り組みを進めてきた。不法移民の経歴を持つ人物を司教に据える今回の決定は、教会としての立場をあらためて示すものといえる。

米国ではヒスパニック系人口の増加に伴い、カトリック信仰者の構成も大きく変化している。同氏の任命により、移民コミュニティと教会との結びつきがいっそう強まることが見込まれる。同じような境遇にある人々にとっても、大きな励みとなる人事であろう。

なお、本件に関しては米国内の移民政策をめぐる議論との関連でも注目が集まっており、今後の反応が注視される。