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スウェーデンの独立系研究機関であるストックホルム国際平和研究所(SIPRI)は、2025年の世界の軍事支出が約2兆9,000億ドル(約430兆円相当)に達したとする調査結果を発表した。世界全体の国防予算が過去最高を更新するのは、これが初めてではなく、増加傾向は11年連続となっている。
報告によれば、米国・中国・ロシアの3カ国だけで世界全体の軍事支出の半分以上にあたる約1兆4,800億ドルを占めている。これら主要国における防衛力強化の動きが、世界全体の支出増加を牽引しているとSIPRIは分析している。
背景には、各地域で続く紛争の深刻化や地政学的緊張の高まりがある。各国は国際的な安全保障環境の変化に対応する形で、防衛関連の予算配分を拡大させている状況にある。
11年にわたる継続的な増加は、国際社会が長期的な不安定化の局面にあることを示唆しているといえる。今後の国際情勢の推移によっては、軍事支出がさらに拡大する可能性も指摘されており、各国の防衛政策の動向が引き続き注目される。