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トランプ大統領、イランに対話再開を呼びかけ――イラン外相はロシア訪問へ

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米国のトランプ(Trump)大統領は、イランが対話を望むのであれば「こちらへ来るか、電話をかけるかしてほしい」との立場を表明した。週末にパキスタンのイスラマバード(Islamabad)で予定されていた米国とイランの協議がキャンセルされたことを受けた発言とみられる。

トランプ大統領の発言は、イラン側に対して交渉の扉を開くよう求める強いメッセージと受け止められている。米国としては、核開発問題をはじめとする懸案事項について直接対話の枠組みを維持したい考えがあるとみられる。

一方、イランのアラグチ(Araghchi)外相はロシアへの訪問に向かったと報じられている。このタイミングでのロシア訪問は、米国との対話よりもロシアとの関係を重視する姿勢の表れとも読み取れる。イランにとってロシアは、国際的な圧力に対抗するうえで重要なパートナーであり、両国の連携強化が中東地域の勢力図にどのような影響を及ぼすかが注視される。

米国とイランの間では、2015年に締結された核合意(JCPOA)をめぐる対立が長く続いている。トランプ大統領は前回の在任中に同合意から離脱しており、今回の交渉呼びかけがどのような条件のもとで行われているのかは明らかになっていない。

今後、イラン側が米国との対話に応じるのか、あるいはロシアや中国との関係をより深める方向に進むのかによって、中東情勢は大きく変わる可能性がある。各国の動向を引き続き注視していく必要がある。