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中国、過去最大のLNG運搬船を納入——造船分野で韓国との競争が本格化

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中国商人集団(China Merchants Group)傘下の中国商人重工業(江蘇)が、中国として過去最大となる容量18万立方メートルの液化天然ガス(LNG)運搬船を納入しました。

LNG運搬船の建造が意味すること

LNG運搬船は、液化天然ガスをマイナス162度前後の極低温で輸送するために高度な断熱・密封技術が求められる高付加価値船舶です。設計から建造まで最先端の技術を結集する必要があり、長年にわたり韓国の造船大手が世界市場で圧倒的なシェアを占めてきました。

中国国内の建造能力が拡大

今回の納入で注目されるのは、同等水準のLNG運搬船を建造できる中国国内の造船所が5社に増えた点です。複数の造船所が並行して受注・建造できる体制が整いつつあることは、中国造船産業の技術蓄積が個別企業の枠を超え、産業全体の底上げにつながっていることを示しています。

国際競争の構図に変化

世界的なエネルギー需要の拡大を背景に、LNG運搬船の発注は今後も増加が見込まれています。中国勢の参入により、これまで韓国が主導してきた高利益率市場での競争環境は大きく変わる可能性があります。韓国側も技術革新やコスト競争力の維持に向けた対応を迫られる局面です。

今回の動きは中韓二国間の問題にとどまらず、世界の海運・エネルギー産業におけるサプライチェーン全体に影響を及ぼし得るものとして、今後の展開が注目されます。