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中国南部・広東省の病院で4月初旬、61歳の女性患者の脳から約8センチメートルの寄生虫を摘出する手術が行われた。地元メディアの深圳イブニングニューズ(Shenzhen Evening News)が報じた。
報道によると、この女性は長年にわたり原因不明の健康問題を抱えていたという。担当医らが詳細な検査と問診を重ねた結果、脳内に寄生虫が存在していることが判明し、摘出手術が実施された。
感染経路については、患者本人の回想をもとに調査が進められた。患者によれば、少女時代に母親が野生で捕まえたカエルと接触する機会があり、その際にカエルの脚が歯に触れた経験があるという。医師らは、この幼少期の接触が感染の原因となり、数十年にわたる潜伏期間を経て脳への寄生が進行した可能性が高いと指摘している。
今回の症例は医学的にも極めてまれな事例とされている。野生動物との不用意な接触がもたらす衛生上のリスクに加え、寄生虫が数十年間にわたって体内に潜伏しうるという点が、専門家の間で注目を集めている。感染から長期間を経て初めて症状が現れたことは、寄生虫の生物学的特性を理解するうえでも重要な知見になるとみられる。
患者は手術により寄生虫が無事に除去され、これまで原因が特定できなかった健康上の問題について、今後の改善が期待されている。