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中国の無人宇宙船「清州」、軌道上でのデブリ回収実験に成功

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中国の無人ロボット宇宙船「清州(Qingzhou)」が、宇宙デブリおよび放棄衛星の回収・牽引作業に関する実証試験に成功したと、国営の中央テレビ(CCTV)が木曜日に報じた。今回の試験では、主に制御不能で非協力的な宇宙目標を対象とした捕捉と牽引の操作が行われたとされる。

今回の成果は、「軌道牽引トラック」とも呼ばれるデブリ除去システムの実現に向けた一歩と位置づけられる。増加し続ける宇宙ゴミは、国際宇宙ステーション周辺を含む各軌道での衝突リスクを高めており、各国が対応技術の開発を進めている。

清州は先月打ち上げられたプロトタイプ宇宙船で、今回の回収実験に加え、長期運用を想定した複数の軌道上実験も並行して実施された。自動金属加工を含む各種ミッション実験を通じ、宇宙の厳しい環境下における機器の稼働性と信頼性の検証が進められているとみられる。

中国はデブリ除去技術の開発を戦略的課題と位置づけており、今後もさらなる実証試験が予定されている模様だ。同技術が確立されれば、既存の衛星資産の保護に加え、将来の宇宙活動の安全性向上にも寄与する可能性がある。スペースデブリ問題は世界共通の課題であり、中国の取り組みは国際的な関心を集めている。