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中国のチップ設計企業カムブリコン(Cambricon Technologies)およびメタックス・インテグレーテッド・サーキット(MetaX Integrated Circuits)が、2026年第1四半期に大幅な収益増を記録した。両社の成長には、世界的なAI市場の拡大、米国による先端技術の輸出規制、そして中国政府が推進する半導体産業の国産化戦略が深く関わっているとみられる。
カムブリコンの第1四半期の収益は前年同期比160%増の28億9000万元(約4億2300万ドル)に達し、営業利益も185%増の10億元を計上した。AI技術の普及が加速するなか、中国国内の企業や公的機関からのAIチップ調達需要が急増していることが好業績の主因と考えられる。
こうした動きの背景には、米国が講じてきた先端半導体チップに対する輸出規制措置がある。規制によって最先端の海外製チップへのアクセスが制限されるなか、中国では外国製品への依存を減らし、自国の半導体産業を育成・強化する取り組みが一段と加速している。カムブリコンをはじめとする国内チップ設計企業の躍進は、この国産化方針の成果を反映したものといえる。
メタックスについても同様の傾向がみられ、AI向け半導体の需要拡大を追い風に業績を伸ばしている。中国のAIチップ市場は今後も政策的な後押しを受けながら拡大が続く見通しであり、米中間の技術競争の行方とあわせて注視が必要な分野である。