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中国が国産ナローボディ旅客機として開発を進める「C919」の納入に遅れが生じていることが明らかになりました。製造元である中国商用飛行機公司(COMAC)による2026年第1四半期(1〜3月)の納入実績は、中国国内の航空会社向けにわずか3機にとどまっています。
C919は、ボーイング737やエアバスA320といった主流機種に対抗する位置づけで開発された機体です。しかし、現時点では量産体制の確立に課題を抱えている状況がうかがえます。
業界関係者によると、納入遅延の背景には複数の要因があるとされています。とりわけ指摘されているのが部品の供給不足です。一部のC919は、飛行用エンジンの納入を待つかたちで駐機場に留め置かれているとみられています。グローバルなサプライチェーンの混乱に加え、航空機エンジンの製造に不可欠な特殊部品の調達が困難になっている可能性があります。
一方で、アナリストの間では、COMACが出荷速度よりも品質を優先する姿勢を取っているとの見方もあります。航空機市場においては、初期段階で信頼性を確保することが長期的な競争力の基盤になるとの評価です。
今後COMACには、安定した納入体制の構築と品質維持の両立が求められます。ボーイングやエアバスとの競争が続くなか、C919の量産化の行方は中国の航空産業全体の今後を占う重要な指標となりそうです。