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台湾・頼清徳氏のアフリカ訪問が延期 3カ国が領空通過許可を撤回

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台湾の頼清徳(ライ・チンテ)指導者が予定していたアフリカ・エスワティニへの外交訪問が、急遽延期されたことが明らかになりました。3カ国が同指導者の搭乗機に対し、領空通過の許可を突然撤回したことが原因です。

頼氏は5日間の日程でエスワティニ(旧スワジランド)を訪問する計画でした。エスワティニはアフリカ大陸で唯一、台湾と正式な外交関係を維持している国です。しかし、複数の国が領空通過を認めない姿勢に転じたことで、水曜日に予定されていた出発が不可能となりました。

台北当局は、今回の領空通過拒否について、中国(北京)からの外交的圧力が背景にあるとの見方を示しています。頼氏の事務所によると、台湾の指導者が国際訪問を直前で延期せざるを得なくなったのは「初めてのケース」とのことです。

台湾は現在、世界で十数カ国としか正式な外交関係を持っておらず、アフリカではエスワティニのみが外交樹立国です。今回の事態は、限られた国際的な活動空間のなかで台湾が直面する困難を改めて浮き彫りにしました。中国は長年にわたり「一つの中国」原則のもと、各国に対して台湾との関係縮小を求める外交攻勢を続けており、今回の領空通過拒否もこうした地政学的な構図のなかで生じたものとみられます。

訪問の再調整について、台北側は代替ルートの確保を含め検討を進めているとされますが、具体的な日程は現時点で公表されていません。