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台湾・頼総統がエスワティニを電撃訪問 中国は「密出国」と批判

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台湾の頼清徳総統が、アフリカ南部の友好国エスワティニ(旧スワジランド)を訪問したことが明らかになった。BBC通信などが報じた。

今回の訪問は、中国の圧力によって台湾側が予定していた別の外遊が中止に追い込まれてから数日後に実施されたものであり、極めて異例の対応とみられている。訪問の正確な日時や公式日程などの詳細は公表されておらず、総統がどのような経路でエスワティニに到達したのかも明らかになっていない。通常の外交訪問とは異なる形式がとられた可能性がある。

これに対し中国政府は、今回の訪問を「密出国スタイルの脱出劇」と表現し、強い批判の姿勢を示した。中国は台湾を自国の一部と位置付けており、台湾の首脳による外国訪問には一貫して反発してきた経緯がある。

エスワティニは、台湾と正式な国交を維持する数少ない国家の一つである。近年、中国の経済的・外交的な働きかけにより台湾の国交国は減少傾向にあり、現在は十数か国にとどまっている。そうした状況下での今回の訪問は、中国による外交的圧力に対し、台湾が独自の行動力を示したものと受け止められている。

両岸関係をめぐっては、軍事的な緊張に加え、こうした外交面での駆け引きも続いており、国際社会の注目が集まっている。