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次期国連事務総長選に立候補しているコスタリカのレベッカ・グリンスパン氏は4月29日、パリで行われた会合において、国連が直面する深刻な財政危機への対応策として「少ない予算でより少なく(less with less)」の方針を打ち出すべきだと主張しました。
国連は近年、加盟国からの分担金や拠出金の不足が続いており、従来どおりの規模で活動を維持することが難しい状況に置かれています。グリンスパン氏はこうした現状を踏まえ、現在実施している事業の規模と範囲を見直し、優先度の高い活動に経営資源を集中させる必要があるとの考えを示しました。
同氏の提案は、限られた財源のもとで国連の業務を効率化し、戦略的に重点分野を絞り込むことを求めるものです。次期事務総長として財政制約下での組織運営に正面から取り組む姿勢を打ち出す狙いがあるとみられます。
国連の財政問題は長年にわたる構造的な課題であり、最大の分担金拠出国である米国の動向も大きな影響を及ぼしています。事務総長選においては、こうした財政危機への具体的な対応策が重要な争点の一つとなっており、各候補者がどのような運営ビジョンを示すかに注目が集まっています。