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海上自衛隊護衛艦が台湾海峡を通過、中国は「意図的な挑発」と反発
海上自衛隊の護衛艦「いかづち」(JS Ikazuchi)が、フィリピンでの多国間軍事演習へ向かう途上で台湾海峡を通過したことが明らかになりました。約14時間をかけて海峡を横断したこの航行に対し、中国政府は強い反発を示しています。
中国外務省の郭嘉昆(グオ・ジャークン)報道官は記者会見において、今回の航行を「意図的な挑発」と非難しました。声明では「日本の一部の勢力による台湾海峡への軍事干渉の危険な意図と、地域の平和と安定を損なおうとする姿勢を改めて露呈させるものだ」との見解が述べられています。
今回の航行が注目を集めた背景には、実施日が1895年の下関条約の記念日と重なった点があります。同条約は日清戦争後に台湾を日本に割譲した歴史的経緯を持ち、中国側の歴史認識において重大な意味を帯びています。
日本側の公式な立場表明は現時点で確認されていませんが、国際法に基づく自由航行権の行使として位置づけるものとみられます。一方、中国側は台湾海峡における軍事的プレゼンスの拡大が地域の不安定化を招くとの立場を改めて強調しました。
米中間の緊張が続くなか、同海域における各国の軍事的動向は引き続き注視される状況です。