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米医療機器大手ストライカー(Stryker Corporation)が発表した直近四半期の決算は、売上高・利益ともに市場のアナリスト予想を下回る結果となった。
同社は整形外科用インプラントや手術支援機器などを幅広く手がける世界有数の医療機器メーカーだが、今四半期は医療機器全般に対する需要が想定ほど伸びなかったことが業績の重しとなった。
背景には、医療機関における設備投資の慎重姿勢や、一部の選択的手術(緊急性の低い手術)の先送り傾向があるとみられる。新型コロナウイルス禍以降、各国の医療現場では手術件数の回復が進んできたものの、足元では景気の不透明感や保険制度を巡る政策動向が病院経営者の判断に影響を及ぼしている可能性がある。
医療機器業界では、ストライカーのほかにも需要環境の変化に直面する企業が出ており、業界全体として成長ペースが鈍化する局面にあるとの見方も広がっている。今後は新製品の投入やコスト管理の巧拙が、各社の業績を左右する重要な要素となりそうだ。
市場関係者の間では、ストライカーの長期的な競争力を評価する声がある一方、短期的には需要回復のタイミングを慎重に見極める必要があるとの指摘も出ている。