元記事公開:
米司法省(Justice Department)は、ジェローム・パウエル(Jerome Powell)前連邦準備制度理事会(FRB)議長に対する刑事捜査を終了すると発表した。
パウエル氏は2018年にFRB議長に就任し、米国の金融政策の舵取りを担ってきた。在任中には新型コロナウイルス禍における大規模な金融緩和や、その後の急速なインフレーションに対応するための利上げなど、米経済全体に大きな影響を及ぼす政策判断を数多く行っている。議会や市場関係者から常に注目を集める立場にあり、その発言ひとつで金融市場が大きく動く場面も少なくなかった。
今回の捜査終了により、パウエル前議長は法的な懸念から解放される見通しとなった。ただし、司法省からは捜査の具体的な根拠や経緯について詳しい説明は行われておらず、どのような疑惑が検討されていたのかは明らかになっていない。
FRBは米国の金融システムの安定と物価の安定を担う中央銀行であり、その議長の法的地位をめぐる不透明さは市場にとっても懸念材料となり得る。今回の捜査終了を受け、新議長への円滑な権限引き継ぎが進むことが期待される。
編集部では、今後の司法省からの追加的な説明や、FRBの新体制に関する続報を引き続き注視していく。