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米最高裁にミフェプリストンの処方制限停止を申し立て――製造企業が遠隔処方の維持求める

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米国の医療用中絶薬ミフェプリストン(mifepristone)を製造するダンコ・ラボラトリーズ(Danco Laboratories)は、連邦最高裁判所に対し、下級裁判所が示した判決の一時停止(ステイ)を求める申し立てを行った。

問題となっている下級裁判所の判決は、同薬の処方にあたって患者への対面での直接交付を全米で義務づける内容となっている。この判決が効力を持つと、遠隔医療(テレヘルス)を通じた処方や郵便による配送が事実上できなくなり、地方部や医療機関へのアクセスが限られる地域に住む患者にとって、薬剤の入手が大幅に困難になる。

ダンコ・ラボラトリーズ側は、こうした処方方法の制限が患者の医療アクセスを著しく損なうと主張し、最高裁に対して判決の効力を一時的に止めるよう求めている。遠隔医療や郵送による処方が引き続き可能であれば、より多くの患者が同薬を利用できる環境が維持されるとの立場だ。

ミフェプリストンは米食品医薬品局(FDA)が2000年に承認した薬剤で、その後段階的に処方要件が緩和されてきた経緯がある。中絶薬をめぐる規制は米国内で長年にわたり議論が続いており、今回の最高裁での判断は、今後の医療アクセスのあり方に広く影響を及ぼす可能性がある。

編集部では引き続き、最高裁の対応と今後の展開を注視していく。