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イギリスの裁判所は5月5日、イスラエルの防衛企業エルビット(Elbit)の工場を襲撃したとして、パレスチナを支持するイギリス人活動家4人に器物損壊罪で有罪判決を言い渡した。報道によれば、このうち1人については、警察官をハンマーで殴ったとされる別の容疑でも有罪が認定されている。
問題となった襲撃事件は2024年に発生したもので、パレスチナ情勢に対する抗議活動の一環として実行されたとみられている。エルビットはイスラエルを拠点とする防衛関連企業で、武装無人機やセンサーシステムをはじめとする軍事技術の製造・販売を手掛けている。
近年、イスラエル関連企業に対する抗議活動や不買運動は、ヨーロッパを含む欧米各地で活発化している。今回の判決は、こうした抗議活動が一部で実力行使を伴う形に発展している現状を浮き彫りにした格好だ。
編集部としては、平和的抗議と違法行為との境界をめぐる議論が、今後さらに広がる可能性に注目する。司法判断と市民運動の関係、そして企業活動への抗議のあり方について、各国で改めて問い直されることになりそうだ。