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バッキンガム宮殿の関係筋によると、英国王室は現在の米国公式訪問期間中、故ジェフリー・エプスタイン氏の性的虐待事件における被害者らとの面会を行わない方針を明らかにした。
エプスタイン氏は、多数の未成年者に対する性的虐待の罪で起訴されていた米国の実業家であり、同氏をめぐる事件は国際的に大きな関心を集めてきた。英王室のアンドルー王子が同氏と交友関係にあったことも広く報じられており、被害者側は王室との直接対話を長年求めてきた経緯がある。
被害者の一人は、王室との面会が実現すれば「大きな一歩になるだろう」と述べており、今回の公式訪問を対話の機会と捉えていたことがうかがえる。しかし宮殿側は、訪問の目的はあくまで外交・友好関係の構築にあるとの立場を示し、被害者との面会は日程に含まれていないことを確認した。
被害者支援団体は、王室が事件に対する説明責任を果たしていないとの見解を示してきた。今回の決定は、被害者側にとって改めて失望をもたらすものとなる可能性がある。
王室の社会的責任のあり方や、被害者への対応をめぐる議論は今後も続くとみられる。被害者側が今回の決定に対してどのような対応をとるかが注目される。