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韓国、エスカレーターは「両側に立つ」新ガイドラインを準備

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韓国、エスカレーターは「両側に立つ」新ガイドラインを準備

外国を訪れた際、最も戸惑うのは明文化されていない細かなルールかもしれない。エスカレーターで立ち止まるべきか、それとも歩くべきか——こうした問いは、多くの旅行者を悩ませてきた。

韓国でも同様の問題が長年にわたって存在してきた。エスカレーターの使用方法をめぐっては数十年にわたりガイダンスが変遷しており、地元の人々でさえ正確な作法について確信を持ちにくい状況が続いていたという。

そうした中、韓国の内務安全部(Ministry of the Interior and Safety)は、国民に対してエスカレーターの両側に立つよう促す全国キャンペーンの準備を進めていることが明らかになった。これは、長年定着してきた「片側に立ち、もう一方を歩く人のために空ける」という慣行から大きく転換する動きである。

方針転換の背景には、安全性の向上と利用効率の改善という二つの観点があるとみられる。片側だけに荷重が偏ることでエスカレーター本体に負担がかかり、故障や事故のリスクが高まるとの指摘は以前からあった。両側に人が立つことで、より安定した乗車環境が実現し、同時に人員の収容効率も向上することが期待されている。

なお、同様の取り組みは韓国に限った話ではない。日本でも鉄道事業者や自治体が「エスカレーターでは歩かず、両側に立ち止まって」と呼びかける動きが広がっており、各国・各地域でエスカレーターの利用マナーを見直す機運が高まりつつある。

日常の中の小さなルール一つを取っても、国や文化によって異なり、時代とともに変化していく。韓国による新たなガイドラインの導入は、そうした慣行の変遷を示す興味深い事例となるだろう。