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韓国輸出入銀行(Eximbank)とアジア開発銀行(ADB)は、重要鉱物プロジェクトの支援を目的とした協力協定に署名した。両機関の提携により、アジア太平洋地域における重要鉱物供給チェーンの安定化が進む見通しとなっている。
協定に基づき、韓国輸出入銀行は2029年までにサプライチェーン安定化基金から5億ドルを拠出する。資金はアジア開発銀行が新設した「重要鉱物・製造業ファイナンシング・パートナーシップ・ファシリティ」を通じ、アジア太平洋地域全体の重要鉱物関連プロジェクトに充てられる。
リチウムやコバルト、レアアースなどの重要鉱物は、電動車やクリーンエネルギー産業、防衛産業にとって不可欠な資源である。近年はサプライチェーンの寸断リスクや地政学的緊張の高まりを背景に、先進国を中心として調達先の多角化を急ぐ動きが広がっている。
今回の提携は、アジア地域における重要鉱物プロジェクトへの融資アクセスを改善し、安定した供給体制の構築を支援する狙いがある。開発途上国では従来、融資環境が限定的であり、重要鉱物プロジェクトへの投資が十分に進んでこなかった経緯がある。両行の協力を通じ、こうした課題の解消が期待される。
アジア地域全体のサプライチェーン強靱化が進めば、電池産業やクリーンエネルギー産業など関連分野への波及効果も見込まれる。