元記事公開:
韓国の野党「国民の力」(People Power Party/PPP)は、同党の最高委員会メンバーであるヤン・ヒャンジャ(Yang Hyang-ja)氏を、6月3日に実施される地方選挙の京畿道(Gyeonggi Province)知事候補に指名した。同党の指名委員会が、木曜日から金曜日にかけて行われた予備選挙の結果を週末に発表したものである。
ヤン氏は1985年、高等学校卒業の学歴でサムスン電子に入社した。以来30年以上にわたりキャリアを重ね、2014年にはエグゼクティブクラスの経営幹部に昇進している。大学の学位を持たずに大企業の幹部職へ登用されたその経歴は、実力主義の人事評価を象徴する事例として広く知られてきた。
京畿道はソウル首都圏を取り囲む地域であり、韓国で最も人口の多い広域自治体のひとつである。政治的にも影響力が大きく、与野党ともに重視する選挙区となっている。
今回の候補指名について、同党は多様な経歴を持つ人材の積極的な登用を通じ、幅広い有権者層への支持拡大を図る狙いがあるとみられる。ヤン氏の企業経営の実務経験が、地方行政の運営にどのように生かされるかが今後の注目点となりそうだ。