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香港政府が、香港競馬委員会(Hong Kong Jockey Club)によるバスケットボール賭博サービスの提供計画を一時停止したことが明らかになった。同計画はすでに立法的な支持を得ていたが、予測市場(プレディクション・マーケット)の拡大に伴う状況の変化を踏まえ、展開を見合わせる判断に至ったという。
もともとこの計画は、違法なオンラインブックメーカーから利用者を正規のサービスへ誘導し、あわせて追加の税収を確保する狙いがあったとみられる。しかし近年、さまざまなイベントの結果に対して賭けやスワップ取引を行える予測市場が急速に成長しており、政府としてはその規制環境をあらためて整備する必要があると判断した模様だ。
予測市場は、選挙やスポーツの結果から経済指標に至るまで幅広い事象を対象とするオンラインプラットフォームで、従来の賭博との境界が曖昧になりつつある。こうした新たな市場形態に対し、既存の規制の枠組みだけでは十分に対応できないとの認識が広がっている。
世界的にも、予測市場に対する各国政府の警戒姿勢は強まっている。香港に限らず、複数の国や地域の当局が予測市場の性質や社会的影響について検証を進めており、今後の規制政策に反映させる構えを見せている。香港政府による今回の慎重な対応も、こうした国際的な潮流を踏まえたものといえる。
新たな賭博サービスの展開再開時期については、現時点で具体的な見通しは示されていない。