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香港、蚊媒介感染症対策に細菌利用の生物学的防除法を試験導入へ

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香港政府は、1年以上ぶりとなる地元でのデング熱患者が確認されたことを受け、次年度に新たな蚊の制御戦略を試験的に導入する方針を発表しました。

食料および環境衛生局のドナルド・ン・マン・キット(Donald Ng Man-kit)局長が日曜日に明らかにしたところによると、政府が採用を検討しているのは「蚊で蚊をコントロールする」と呼ばれる生物学的防除法です。この手法では、特定の共生細菌(ボルバキア)に感染させたオスの蚊を自然界に放出します。こうしたオスと野生のメスが交配した場合、その子孫は成熟前に死滅する仕組みとなっており、化学薬剤に頼らない環境負荷の少ない制御法として国際的にも注目を集めています。

同局長の発表によると、香港全域で今月の蚊の個体数が例年を大きく上回る速度で増加しているとのことです。これを受け、蚊の防除対策を強化する際の基準値を従来より引き下げることも検討されています。デング熱はヤブカ属の蚊を媒介とする感染症で、高熱や関節痛を引き起こし、重症化する場合もあります。

これまで香港は、化学的な蚊の駆除や防疫対策によってデング熱の流行を抑え込むことに成功してきました。しかし今回の患者発生と蚊の急速な増加傾向は、予防戦略の転換を促す形となっています。試験の具体的な実施時期や対象地区については、今後改めて発表される予定です。