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香港で1年以上ぶりとなるデング熱の地元感染が確認された。香港保健保護センター(Centre for Health Protection)の伝染病部門責任者であるオー・カーウィン(Albert Au Ka-wing)氏は、診断されていない海外からの輸入感染例が集団発生につながるおそれがあると指摘し、今後数か月間にわたる警戒の必要性を示した。
感染が確認されたのは先週木曜日のことで、香港北部のタイポー(Tai Po)地区に住む患者から検出された。この患者には海外渡航歴がなく、地域社会における感染を示す事例となった。海外から持ち込まれたウイルスが蚊を媒介として香港内で拡大している可能性があり、当局が懸念する「輸入例を起点とした集団感染」が現実のものとなりつつある。
デング熱は蚊を媒介とする感染症で、アジア太平洋地域を中心に広く流行している。主な症状は発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛などで、多くの場合は2週間以内に回復するものの、重症化すると出血熱に進行し、命に関わることもある。
当局は蚊の駆除活動や市民への啓発を強化し、集団発生の抑止を図る方針とみられる。未診断のまま見過ごされた輸入例が潜在している可能性も踏まえ、感染状況の継続的な監視と予防措置の徹底が、香港での感染拡大防止において重要な意味を持つと考えられる。