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香港の公営住宅で火災 住民が焼け跡から思い出の品を捜索

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香港の公営住宅「ワンフクコート(Wang Fuk Court)」で火災が発生し、被災した住民たちが焼け焦げた部屋から貴重品や家族の思い出の品を探す動きが広がっています。

元タクシー運転手のホン・ウィング(Hon Wing)さん(77)は、火曜日に家族とともに19階にある被災した自宅を訪れました。約2時間にわたって焼け跡を丹念に捜索しましたが、ほとんど何も見つけることができなかったといいます。ホンさんが特に探していたのは、長年の仕事で貯めた小銭を入れた袋でしたが、焦げて黒ずんだ室内は「何もない状態」だったとのことです。

ホンさんの娘であるアイス・ホン(Ice Hon)さんは、亡くなった母親から受け継いだ品の回収を強く望んでいました。しかし、火災現場には塵と瓦礫が至るところに散乱しており、かつての生活の面影はほぼ失われています。

多くの住民が次々と現場を訪れ、失われた日用品や家族の遺品の回収を試みていますが、火災の激しさから実際に回収できるものは限られているとみられます。

香港の公営住宅は多くの市民にとって重要な生活基盤となっています。今回の火災は住民の暮らしに大きな打撃を与えており、失われた思い出の品々とともに、生活再建に向けた課題が浮き彫りになっています。