香港の新聞経営者ジミー・ライ(Jimmy Lai)氏が、ドイツの国際放送局ドイチェ・ヴェレ(DW)による「言論の自由賞」を受賞した。同氏は現在、香港で20年の懲役刑に服しており、獄中での受賞となった。
民主派メディアの創設者
ライ氏は、かつて中国本土から船員として香港に渡った経歴を持つ。その後、実業家として成功を収め、香港で最大級の民主派新聞を創設した。言論の自由や民主的な社会の実現に向けて長年にわたり発信を続けてきたことが、今回の受賞理由として挙げられている。
健康状態への懸念
家族によると、長期にわたる獄中生活がライ氏の健康に深刻な影響を及ぼしているという。家族は生命に関わる危険性にも言及しており、国際社会に対して引き続き関心を寄せるよう訴えている。
息子がメッセージを発表
ライ氏の息子は受賞に際し、「他者の自由と言論のために戦う者は、決して孤独ではない」とのメッセージを寄せた。国際社会からの支持と連帯が、困難な状況に置かれた父親にとって精神的な支えになるとの見方を示した。
香港における言論の自由や民主化をめぐっては、国際的な関心と懸念が続いている。今回の受賞は、こうした問題に改めて注目が集まる契機となりそうだ。