元記事公開:
中国の労働節に伴う5日間の大型連休を迎え、香港の自然観光地イースト・ダム(East Dam)が数千人規模の来訪者で混雑している。
イースト・ダムは、珍しい六角形の火山岩柱群が広がる景勝地で、ユネスコの世界ジオパーク(地球遺産)に認定されている。中国本土のソーシャルメディアで広く紹介されたことも後押しし、近年は本土からの観光客が急増している。
人気の高まりに伴い、維持管理や環境保全をめぐる課題も浮上した。香港の議員からは、ジオパークとしての景観を持続的に保全するため、入場料の徴収を検討すべきだとの提案が出ている。観光収入と自然保護のバランスをどう取るかが、今後の論点となりそうだ。
イースト・ダム周辺には香港政府が整備したハイキングコースも充実しており、自然体験型の観光資源として評価が高い。従来、香港を訪れる観光客は買い物を主な目的とすることが多かったが、近年はエコツーリズムへの関心が高まっている。ソーシャルメディアを通じた情報発信の拡大も相まって、こうした自然観光地への注目は今後さらに増していくとみられる。