元記事公開:
中国本土の「五一労働節」前後の大型連休、いわゆる「黄金週」の期間中、香港のキャンプ場が無認可のハイキングツアーグループによる大量の来訪者で深刻な混雑に見舞われている。
香港紙サウス・チャイナ・モーニング・ポストの取材によると、新界東地域のサイクン(西貢)地区に位置するハムティンワン(鹹田湾)キャンプ場では、黄金週2日目の土曜夜に約500張ものテントが設営されていたという。公式な許可を持たないツアーグループが本土からの観光客を募り、低料金でキャンプ体験を提供する形で利益を上げているとみられる。
こうした組織的な人の流入により、施設には通常時を大きく上回る負荷がかかっている。とりわけ衛生管理の悪化が深刻で、景勝地として知られるこのキャンプ場に設置された唯一の公衆トイレでは、流し台が火鍋(ホットポット)などの食べかすで詰まる事態が発生した。来訪者の一部がキャンプ場内で本格的な調理を行っており、施設の汚損と機能低下を招いている。
香港当局は無認可ツアーガイドへの取り締まりを進めているとされるが、黄金週のような繁忙期には違法営業が後を絶たないのが現状である。安全で快適なアウトドア環境を維持するためにも、観光客の受け入れ体制と施設の維持管理とのバランスをどう確保するかが喫緊の課題となっている。