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香港警察、改修工事の足場を利用した侵入盗難の増加を警告
香港警察は、建物外壁の改修工事に使用される足場を利用した侵入盗難が増加傾向にあるとして、関係者への警戒強化を呼びかけた。
発表によると、足場を伝って住宅に侵入し現金を窃取したとして、2名が窃盗容疑で逮捕された。容疑者のうち1名は、改修工事中の集合住宅に設置された足場をよじ登り、2軒の住宅の窓格子を開けて侵入、合計6,000香港ドル(約765米ドル)相当の現金を盗んだ疑いが持たれている。
香港警察は土曜日に公表した声明の中で、外装改修工事中の建物において足場を経路とした侵入盗難の犯行パターンが目立つようになっていると指摘した。改修工事の期間中は、通常の建物境界であるバルコニーや窓枠といった物理的障壁が足場によって迂回可能となるため、不正侵入の標的になりやすい構造上の脆弱性が生じるとの見解を示している。
警察は、改修工事を実施している物件の管理者に対し、足場周辺への監視カメラの増設や夜間巡回の強化、セキュリティ体制の総点検を検討するよう促した。あわせて住民に対しても、工事期間中は窓や扉の施錠を徹底し、不審者を見かけた場合には速やかに通報するよう呼びかけている。
改修工事は建物の安全維持に不可欠である一方、工事期間中の防犯対策が十分に講じられていない事例も少なくないとみられる。今回の警察発表は、管理者・住民双方の防犯意識を高めるうえで重要な注意喚起といえる。