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中国湖南省邵陽(Shaoyang)出身のサン・パンさん(21)が、6人の弟妹を養いながら豚肉販売で生計を立てているとして、4月に国内で大きな注目を集めた。
中国メディア「極目新聞(Jimu News)」の報道によると、サン・パンさんは長男として家族の生活費を一手に引き受けている。18歳の次姉は幼少期の転落事故により右腕に障害があり、家族の経済的・心理的な負担は小さくない。さらに、最年少の弟は今年生まれたばかりで、ダウン症と診断されたと報じられている。
同報道では、両親がさらに子どもを持つことについて「成功の可能性を高める」との考えを示しているとされる。一方、サン・パンさん自身の最大の願いは、両親がこれ以上子どもをもうけないことだという。すでに6人の弟妹の養育を担う長男の立場と、子どもを増やしたいとする両親の意向は大きく食い違っている構図だ。
中国には、長男が家族全体の経済を支える役割を担うという伝統的な価値観が根強く残っている。サン・パンさんのケースは、こうした家父長的な家族観と、現代社会における個人の人生設計との間に生じるジレンマを象徴的に示す事例として、中国国内で幅広い議論を呼んでいる。
編集部では、本件が個人の選択と家族の期待のあり方について考える契機になればと捉えている。