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ASEAN域内リーダー評価でシンガポールが首位に――インドネシアの地位低下、プラボウォ政権の外交姿勢が背景

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ASEAN域内リーダー評価でシンガポールが首位に

ASEAN(東南アジア諸国連合)における地域的リーダーシップの構図に変化が生じている。シンガポール国立大学の東南アジア研究所「ISEAS―ユソフ・イシャク研究所」が毎年実施する「東南アジアの現況調査」最新版において、シンガポールがインドネシアを上回り、域内で最も自然なリーダーと評価されたことが明らかになった。

同調査はASEAN加盟国の政策立案者、研究者、ビジネス関係者ら2000人以上を対象とした広範なもので、域内の有識者層の認識を反映する指標として注目されている。

プラボウォ政権の外交方針が影響か

インドネシアの地位低下について、複数の分析家はプラボウォ・スビアント大統領の外交方針を要因として指摘している。同政権はASEAN域内の結束よりも二国間関係や広範な国際関係を優先する傾向を強めており、地域統合への関与度が低下しているとの見方が広がっている。

人口約2億7000万人を擁し、かつてASEAN最大の経済規模と地域統合の中心的役割を担ってきたインドネシアにとって、域内での影響力の相対的低下は大きな転機といえる。

今後の地域秩序への波及

このリーダーシップ評価の変化は、東南アジア全体の政治・経済の力学に影響を及ぼす可能性がある。ASEAN協力体制の在り方のほか、域内における中国や米国といった大国の影響力の均衡にも波及が見込まれる。今後の動向を注視したい。