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EU、ロシア制裁第20弾を採択へ——スロバキア・ハンガリーが反対撤回

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欧州連合(EU)の外交団は、ロシアに対する経済制裁の第20次パッケージを採択する見通しであることが4月22日、EU外交官の発言から明らかになりました。長らく反対の姿勢を示していたスロバキアとハンガリーが方針を転換し、反対を取り下げたことが大きな転機となっています。

両国が態度を変えた背景には、ドルズバ(Druzhba)石油パイプラインの修復があるとみられます。ドルズバパイプラインはソビエト時代に建設され、ロシアからウクライナを経由して欧州へ石油を供給する主要なエネルギーインフラです。スロバキアとハンガリーはロシア産エネルギーへの依存度が高く、同パイプラインの機能回復が両国の経済的懸念を和らげたと考えられます。

EUは2022年のロシアによるウクライナ侵攻以降、段階的に制裁パッケージを採択してきました。EUの外交・安全保障分野の意思決定には全加盟国の合意が必要であり、一部加盟国の反対は制裁の決定を遅らせる要因となります。今回、スロバキアとハンガリーが反対を撤回したことで、全会一致の条件が整う見込みです。

第20次パッケージの採択が確定すれば、EUによるロシアへの経済的圧力はさらに強まることになります。EU加盟国が統一した対ロシア政策を維持できるかどうかは、今後の国際情勢にも影響を及ぼす重要な論点です。