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NZベテラン政治記者、歴代首相12人を論じる回顧録を出版

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ニュージーランドで長年にわたり政治報道に携わってきたジャーナリスト、バリー・ソーパー(Barry Soper)氏がこのほど回顧録を出版した。同書はロバート・マルドゥーン元首相からクリストファー・ラクソン現首相まで、12人の首相の在任期間を取材者の立場から振り返る内容となっている。

話題を集めているのは、ジャシンダ・アーデン前首相に対する評価である。ソーパー氏は同書の中でアーデン氏を「imposter(実力が伴わない人物)」と表現しており、厳しい見方を示している。アーデン氏は2017年から2023年まで首相を務め、クライストチャーチのモスク銃撃事件やCOVID-19パンデミックへの対応で国際的にも広く知られた指導者である。

ただし、この評価はあくまでソーパー氏個人の見解であり、アーデン氏の業績については国内外でさまざまな評価が存在する点には留意が必要である。

同書では12人の首相の中から「お気に入り」の指導者を挙げていることも明かされており、すべての首相を一様に論じるのではなく、取材を通じて得た印象や関係性に基づいた率直な評価が記されているという。

数十年にわたりニュージーランド政治の現場を見つめてきた記者による本書は、同国の現代政治史を理解するうえでひとつの参考資料となるだろう。政治報道のあり方や、指導者の公的な印象と実像の差異について考える契機としても、関心を持つ読者にとって読み応えのある一冊といえる。