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アフリカ21カ国で麻疹が大規模流行 ワクチン接種の課題浮き彫りに

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アフリカ疾病予防管理センター(Africa CDC)は、アフリカ大陸の21カ国が麻疹(はしか)のアウトブレイクを宣言したことを明らかにしました。英紙インディペンデントが報じています。

麻疹は非常に感染力の強いウイルス性疾患で、適切なワクチン接種によってほぼ完全に予防できるとされています。今回の発表は、予防可能であるはずの疾病がアフリカ大陸で大規模に流行している深刻な現状を浮き彫りにしました。

アウトブレイクに関する発表は、ウガンダの首都カンパラで行われました。アフリカ大陸にはおよそ50の国と地域がありますが、そのうち21カ国で同時にアウトブレイクが宣言されたことは、地域全体に広がる公衆衛生上の危機を示しています。

麻疹は特に乳幼児にとって深刻な脅威となり、肺炎や脳炎などの重篤な合併症を引き起こし、命を落とす危険性もあります。世界保健機関(WHO)は、集団免疫を確保するためには人口の95%以上がワクチンを接種する必要があるとしていますが、アフリカの多くの地域ではこの水準に達していないのが実情です。

今回の大規模流行の背景には、各国におけるワクチン接種プログラムの停滞や医療インフラの不足といった構造的な課題があるとみられます。新型コロナウイルスの流行期に定期予防接種が滞ったことも、状況を悪化させた一因として指摘されています。

今後、Africa CDCおよび各国の保健当局は、アウトブレイクの封じ込めと予防接種キャンペーンの強化を急ぐ見通しです。