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アルゼンチン大統領、義務的予備選挙の廃止を提案——選挙制度の簡素化へ

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ブエノスアイレス発――アルゼンチンのハビエル・ミレイ(Javier Milei)大統領が、義務的予備選挙制度の廃止を柱とする選挙制度改革法案を提案したことが明らかになりました。同国の報道機関が4月22日に法案の草案を確認しています。

改革の概要

現行のアルゼンチン選挙制度では、各政党が本選挙に先立ち予備選挙を実施することが法律で義務付けられています。今回の改革案は、この義務的予備選挙(PASO=Primarias Abiertas, Simultáneas y Obligatorias)を廃止し、候補者選出の過程を各政党の裁量に委ねる内容となっています。

背景にある行政簡素化の方針

ミレイ大統領は2023年末の就任以降、規制緩和と行政の簡素化を政権運営の柱に据えてきました。今回の選挙制度改革も、こうした一連の方針の延長線上に位置づけられます。義務的予備選挙の実施には多額の公的資金が投じられてきた経緯があり、財政健全化を重視する同政権にとって廃止は合理的な選択肢と映ります。

今後の見通し

一方で、予備選挙は有権者が候補者選出に直接関与できる仕組みとして、民主的な意義を持つとの見方もあります。野党勢力からは慎重な議論を求める声が上がる可能性があり、議会での審議の行方が注目されます。

選挙制度の変更は政治体制全体に広範な影響を及ぼすため、今後の議論の推移を引き続き注視してまいります。