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エンタープライズクラウドソフトウェア大手のサービスナウ(ServiceNow)は、今四半期の決算において、購読型サービス収益の成長が中東地域の情勢不安により影響を受けたことを明らかにした。
サービスナウはクラウドベースの業務プロセス自動化ソフトウェアを提供する企業で、世界各国の企業・組織に広く利用されている。購読型ビジネスモデルは同社の主要な収益源であり、四半期ごとの成長率は業績を測るうえで重要な指標とされている。
中東での紛争がどのような経路で業績に影響したかについては、複数の要因が指摘されている。地域の経済的不確実性が高まるなか、顧客企業がIT投資の意思決定を先送りした可能性があるほか、サプライチェーンの混乱が間接的に事業環境を圧迫したことも考えられる。
中東地域はテクノロジー投資が活発な成長市場の一つとして注目されてきた。サービスナウは世界規模で事業を展開しており、同地域における需要の回復動向を注視しながら、地域別の事業戦略を最適化していく方針とみられる。
地政学的リスクがグローバルIT企業の業績に波及する事例として、今後の動向が注目される。