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アルメニアのアラット・ミルゾヤン外相は、フランス・パリに新設された大使館での取材に応じ、隣国アゼルバイジャンとの平和定着と制度化を推進する方針を明らかにした。
外相は「現在、アルメニアとアゼルバイジャンの間に平和が存在する」と述べ、これを政治的な宣言ではなく進行中の現実として位置付けた。両国間の平和を「制度化する」ことで、従来の紛争構造から脱却し、恒久的かつ安定した二国間関係の構築を目指す考えとみられる。
発言はアルメニア・欧州連合(EU)首脳会談を控えた時期に行われた。ミルゾヤン外相は、平和の定着と国家の戦略的転換を同時に進める重要な局面にあるとの認識を示している。
パリでの大使館開設は、欧州地域における外交的・経済的プレゼンスを高める動きの一環と位置付けられる。取材ではEUとの連携強化のほか、二国間貿易の拡大や大規模なインフラプロジェクトについても言及があり、紛争終結後の経済復興と多角的な国家発展に重点を置く姿勢がうかがえる。
旧紛争地域からの転換を図りつつ、地域の安定化と国際関係の深化に向けた包括的な戦略が本格的に動き出している段階にあるといえる。