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シンガポール出身のダレン・タン(Daren Tang)氏が、国連の専門機関である世界知的財産機関(WIPO)の事務局長に再選されました。タン氏は2025年10月1日から6年間の第2期目の任期を開始します。
タン氏はシンガポール知的財産庁(IPOS)の前局長を務めた人物で、2020年にWIPO事務局長に就任して以来、国際的な知的財産制度の運営にあたってきました。WIPOは加盟国の知的財産権保護や、国際的な特許・商標制度の管理を担う機関です。
今回の再選は、1期目におけるタン氏の指導力が加盟国から広く評価された結果といえます。近年はデジタル化や生成AIをはじめとする技術の急速な進展に伴い、知的財産権の保護と活用をめぐる国際的な議論が活発化しています。こうした環境下での再任となり、2期目においてもタン氏のかじ取りに注目が集まります。
アジア太平洋地域出身者がWIPOのトップを継続して務めることは、同地域が世界の技術革新やイノベーションにおいて果たす役割の大きさを反映しているとの見方もあります。
WIPOは今後もタン氏のもとで、国際的な知的財産制度の発展と加盟国間の協力推進に取り組んでいくことになります。