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1986年4月26日に発生したチェルノブイリ原子力発電所事故から、2026年で40年を迎えました。ウクライナ北部の都市スラブーティチでは26日未明、中央広場に市民が集まり、地面に描かれた放射能危険シンボルのそばにろうそくを灯して犠牲者を悼む追悼式が営まれました。
チェルノブイリ原発事故は、世界最悪級の原子力災害として知られています。事故により多くの方が命を落としたほか、数千人が被ばくの危険を冒しながら事故の収束作業に従事しました。ウクライナでは毎年4月26日に追悼式が行われ、この痛ましい歴史を語り継いでいます。
今年の追悼式は、ロシアによるウクライナ侵攻が続く戦時下での実施となりました。ウクライナ当局による外出禁止令や大規模集会への制限が敷かれる中、スラブーティチの住民たちはそれでも広場に足を運び、静かに祈りを捧げました。
スラブーティチは、事故後に建設された代替都市であり、かつてチェルノブイリ原発で働いていた職員やその家族が移り住んだ街です。住民にとって追悼式は、自らの歴史と直結する特別な意味を持っています。
過去の原発事故と現在の戦争という二重の困難に直面しながらも、市民が追悼の場に集う姿は、国としての記憶を守り続けようとする静かな決意を示すものといえます。