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チケットマスター、オンタリオ州で転売チケットのリスト削除を開始

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チケットマスターカナダ(Ticketmaster Canada)が、オンタリオ州のイベント向けに顧客が出品していた転売チケットについて、プラットフォームからのリスト削除を段階的に進めていることが明らかになった。今後施行される同州の予算関連法への準拠を目的とした対応とみられる。

カナダの複数メディアによると、同社はオンタリオ州が整備を進めるチケット転売規制の新法に対応するため、段階的にリスト削除を実施しているという。チケット転売は北米において長年の課題であり、公式販売価格を大幅に上回る価格での再販が消費者の不利益につながると問題視されてきた。新法はこうした転売慣行に対する規制を強化し、チケット価格の透明性向上と消費者保護を図る狙いがあるとみられる。

チケットマスターはチケットの一次販売と転売の双方をプラットフォーム上で仲介してきた企業である。同社の転売市場「TradeDesk(トレードデスク)」をめぐっては、カナダの競争当局が大量購入による転売仲介(いわゆるスカルピング)の問題を指摘してきた経緯がある。転売市場を通じた収益も同社の事業の一部を構成しており、今回の規制対応が事業に与える影響にも関心が集まっている。

今回の対応は、新たな州法の施行に先んじた措置となっている。業界全体としては、チケット転売を全面的に規制すべきか、一定の範囲で許容すべきかなど、転売と消費者保護のバランスをどのように取るかが引き続き議論の焦点となる見通しである。