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チュニジアの喜劇俳優に欠席裁判で懲役刑――表現の自由への懸念広がる

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チュニジアの喜劇俳優ロフティ・アブデリ(Lotfi Abdelli)氏は4月17日、同国の裁判所から欠席裁判により懲役18ヶ月の判決を受けたことを明らかにしました。数年前に出演した演劇作品がその理由とされています。

アブデリ氏は、この判決について「政治的な動機に基づくものであり、批判的な声を封じることを目的としている」と述べ、自身の表現活動に対する報復であるとの認識を示しました。

欠席裁判(in absentia)とは、被告人が法廷に出席しない状態で進められる裁判手続きのことを指します。被告人側に十分な防御の機会が保障されにくいとして、国際的にもその運用には慎重な議論があります。

チュニジアでは近年、表現の自由と政治権力の関係をめぐる緊張が続いてきました。2011年の政変以降、一時は民主化の進展が注目されましたが、その後の政治情勢の変化に伴い、芸術家やジャーナリストに対する規制が強まっているとの指摘もあります。

今回の判決について、国際人権団体や言論の自由の擁護団体から懸念の声が上がることが予想されます。なお、チュニジア当局からの正式な見解は、現時点では発表されていません。

編集部では、今後の関係各方面の対応を注視してまいります。