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ドイツ首相、ウクライナの即時EU加盟を否定 投票権なしでの会合参加を提案

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ドイツのメルツ首相(Friedrich Merz)は4月19日、ウクライナの欧州連合(EU)への「即時加盟」について、現時点では見通しが立たないとの認識を示した。一方で、ウクライナがEU加盟国による会合に投票権なしで参加する枠組みを提案し、完全加盟に至るまでの過渡的な措置として位置づけた。

ロシアによる侵攻が続くなか、ウクライナはEU加盟手続きの加速を強く求めている。EU加盟には全27加盟国の承認が必要であり、合意形成の難しさが課題となってきた。とりわけハンガリーのオルバン首相(Viktor Orbán)が加盟交渉に強く反対してきたことで、手続きは長期にわたり停滞していた。

状況に変化が生じたのは今月初めのハンガリー総選挙である。オルバン首相が選挙で敗北したことにより、ウクライナのEU加盟交渉が次の段階へ進む可能性が高まったとの見方が広がっている。

メルツ首相の提案は、ウクライナの加盟を支持する姿勢を維持しつつも、加盟プロセスには一定の時間を要するという現実を踏まえたものといえる。投票権を伴わないEU会合への参加は、ウクライナをEUの枠組みに段階的に組み込んでいくための具体的な手段として注目される。