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ナイジェリアの野党・民主進歩会議(ADC)の党首を務めるアティク・アブバカル前副大統領が、2027年に予定される次期大統領選への出馬を表明した。現地紙「プレミアム・タイムズ」が報じた。
アティク氏は今回の選挙を自身にとって「最後の挑戦」と位置づけており、出身地である北部地域の政治的役割を改めて強調しているという。ナイジェリアでは北部のイスラム教地域と南部のキリスト教地域の間で長年にわたり緊張が続いており、両地域間のパワーバランスは大統領選の重要な争点とされてきた。
一方で同氏は、ADC党の党内予備選挙に臨むにあたり、その結果を完全に尊重する意向も示している。南部出身で著名な野党指導者であるピーター・オビ氏など、対立候補が党内選挙で優位に立った場合には、自ら身を引く可能性も含まれるとみられる。
アティク氏は過去に複数回の大統領選出馬経験を持ち、野党陣営における統一の象徴的存在とも目されてきた。今回の表明は、2027年の選挙が異なる地域を基盤とする候補者間の激しい競争となる可能性を示唆しており、今後の党内予備選挙の行方が注目される。